雑食堂

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引っ越し後も何だかんだで忙しく、ネット利用もブログ投稿など最低限の事しか出来ていません。

日常生活が送れるようになるまで もうしばらく かかりそうです。




うみねこ散 原作・EP7 考察

うみねこのなく頃に散 原作・Episode7 - Requiem of the golden witch』の考察。






EP7で答えが明かされたもの。

  • 碑文の解き方
  • 「私は、だぁれ……?」の正体
  • 戦人の罪


絵羽が生き残った世界の真相も語られたけど、六軒島に来たところで嘉音が登場してるんだよねぇ…
赤で真実だと肯定されたけど、幻想描写がある以上、まだ何かあると思う。


あと、ちゃんと明かされてはないけど、戦人の母親は霧江さんで確定かな。






理御の性別。
これも結局 明かされなかったけど、オイラは女の子だって信じてる!!


胸の傷が痛いからって、片腕 無くしたウィルに しがみついて「……私を、…………放さないで下さい……ッ。」って、こんな乙女な19歳の男性はオイラはヤダっ!


そもそも、別の人生を辿ったヤス=理御だから、ヤスが女の子である以上、理御も女の子だろう!






散々ホワイダニットが大事だって出てきたけど、犯人の動機が さっぱりだ。


とりあえず、ヤス=紗音だと思ってる。
戦人が帰ってくると事件が起こるのは大体分かった。
譲治と一緒に島を出る決意をしたのに、そこに もう1人の島から連れ出してくれる約束をした人=戦人が帰ってくるなんて、なんで今さら? なんで今年?…とオイラが紗音だったら そう思う。
そのうえ、自分(紗音)のこと綺麗さっぱり忘れてるんだもんね。
悲しみよりも憎しみの方が大きいんじゃないかと。
クレルの語りでも、相当 戦人を恨んでる事が語られてる。


ただ、どうして一族全員皆殺しにしなきゃいけないのか皆目検討付かない(-∀-;)



ルーレットに、身を委ねたといった方が、正しいかもしれない。
私は、私たちは、……自分たちの運命さえ決められなくて。全てを運命に託したのです。
誰かが、報われるかもしれない。
あるいは全員が結ばれて、解放されるかもしれない。
さもなくば誰かがこの愚行を、止めてくれるかもしれない。

『誰かが、報われるかもしれない。』の“誰か”はEP6でもあったように紗音・嘉音・ベアトの3人だよね。
戦人を選ぶか、譲治を選ぶか。
それとも朱志香を選ぶか………?
戦人か譲治を選ぶのは分かる。
朱志香を選んで嘉音として生きるって どういう意味だ?
ヤスは女の子だから、当然、朱志香とは結婚できない。
譲治も戦人も忘れて使用人として六軒島で一生過ごすって事?


『全員が結ばれて』=黄金郷に辿り着く=時限爆弾で全員死亡
この辺のヤスの思考回路が理解不能





「イ、イタリア人の黄金を奪うだと? 卑怯者め、右代宮、貴様、それでも帝国軍人かぁあああぁ?!」

金蔵とビーチェの恋物語は、全部 金蔵の妄想ですか?
ビーチェが黄金奪取を提案するような金蔵を好きだったとは思えない。
金蔵のそばに居たくて日本に残ったんじゃなく、むしろ、金蔵に監禁されてたんじゃなかろうか。





「どうして…!! どうしてあなたたちは私を助けたんですか?!
 どうして死なせてくれなかったんですか?! 私はあの時の大怪我で、……こんな体で生きさせられている!! こんな体で、生きていたくなんかなかった!!
 こんな、恋をすることも出来ない体で……!! そんなの、そんなの、生きる価値がないんじゃないですか?! そんなのニンゲンじゃない…!! 家具じゃないですか!!」


「そう、私は、家具……!! 家具なんだ…!!
 どうして、………私をあの時に死なせてくれなかったんですかッ!! ぅわぁああああぁあああああぁああぁああ……!!!」

『恋をすることも出来ない体』って なんだろう?
感想では子供が できない体って書いたけど、違う気がする。
世の中には不妊の人なんて いっぱい居るよね。
生きる価値がないってほど悲観する事じゃないと思うんだ。
てか、むしろ世の中の子供ができない人に対して失礼だよ。


それから、“家具”って魂が1人に満たない人の事をいうんじゃなかったっけ?
このセリフだと意味合いが違ってこないか?

……よくよく考えれば。そんな設定などなくとも、私は鏡が苦手。
私が誰になろうとも、憧れようとも、
……鏡に映るのは、
いつも無残なくらいに情けなく現実的な、ヤスの顔。
みすぼらしい自分の現実を、無理やり突きつける鏡は、いつだって、私の苦手なもの。
うん。……鏡は、嫌い。
……みすぼらしい自分なんか、
見たく、
ない。

この文章から、『恋をすることも出来ない体』とは もっと容姿的なものなんじゃないかと。
例えば、《見た目が子供のまま成長できない》とか、《顔に酷い怪我を負った》とか。
前者だと『あの時の大怪我』というよりは どちらかというと近親相姦による先天的なもののような気が。
それに、子供のままだとベアトドレスが着れないんですけど。






そういえば、八城十八は どこに行った。
EP3以降が八城十八による偽書なら、EP7も偽書でいいんだよね?





ここを辞めたら、……私は福音の家に戻る。
右代宮家のお給金があるから、戦人さんの家まで遊びに行くお金は充分にある。
そして学校を卒業したら、戦人さんの家の近くにアパートを借りよう。
あとはその、……働きながら学校に通おう。

当時、ヤスは10歳(実年齢13歳)。
小学生の子が ここまで考えるか?
ちょっとマセすぎ。
いや、マセてるどころじゃないように思うんだが。


以下、ウィルの回答をちゃんと考えてみる。


前提として、

  • 犯人は紗音。
  • 嘉音は紗音の脳内妄想で、実在しない人物。 紗音の一人二役
  • 源次・熊沢・南條は協力者。
  • 蔵臼・夏妃・朱志香・郷田も協力者。

嘉音が紗音の一人二役だとすると、六軒島で暮らしている長男一家と紗音が金蔵の子だという事を知らない使用人=郷田が「嘉音?誰それ?」状態になるので、この4人も協力者とする。



「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体。」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」

「……始めから、危ういゲームだったな。………もしもあいつが、それでも死に顔を見たいと言って踏み入っていたなら、どうしていた。」
「それが、運命に身を委ねる、ということなのです。」
「………お前のルーレットというヤツだな。」

紗音の死体はなかった。
…となると、譲治を止めた秀吉は共犯者かな。
紗音が秀吉と絵羽を丸め込んで蔵臼・留弗夫・霧江・楼座・郷田を殺害。



「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」

チェーンなんてかかってなくて、密室じゃなかったって事?
紗音・源次が相談をするフリなどをして部屋に入れてもらい、絵羽と秀吉を殺害。



「第1のゲーム、第四の晩。密室書斎の老当主は灼熱の窯の中に。」
「幻は幻に。……幻の男は、あるべきところへ。」

既に赤字で語られたように、金蔵はゲーム開始前に死亡。



「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」

嘉音は実在しない。
嘉音死亡は熊沢と紗音の狂言



「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」

紗音がマスターキーで客間に入り、源次・熊沢・南條を殺害。



「続けましょう。第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に。」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす。」

黄金で楼座を丸め込み、紗音と楼座が蔵臼・夏妃・絵羽・秀吉・留弗夫・霧江を殺害。
鍵のトリックは戦人の推理どおり。



「第2のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人は、死体さえも寄り添えない。」
「幻は幻に。……役目を終えたる幻は、骸さえも残せない。」

嘉音は実在しないので死体など元から無い。



「第2のゲーム、第四、第五、第六の晩。夏妃の密室にて生き残りし者はなし。」
「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない。」

紗音が譲治・郷田を殺害したあと、自殺。



「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人。」
「土は土に。幻は幻に。
……幻に生み出せる骸はなし。」

紗音・源次の どちらか、もしくは2人で殺害。
嘉音は実在しないから、殺人はできない。



「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸。」
「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる。」

紗音から始まり、嘉音で終わる密室。
紗音は まだ生きていて、南條に嘘の死亡判定をさせたあと礼拝堂に移動。
EP2のように誰かを丸め込むつもりが、逆に親達に殺害される。



「第3のゲーム、第二の晩。薔薇庭園にて親子は骸を重ねる。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」

絵羽が真里亞と楼座を殺害。



「第3のゲーム、第四、第五、第六の晩。屋敷にて倒れし3人の骸。」
「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」

霧江と留弗夫が秀吉を殺害。
まだ息のあった秀吉に返り討ちに遭い、3人とも死亡。
様子を見に来た絵羽が その死体を利用し、杭を刺した。



「第3のゲーム、第七、第八の晩。夫婦二人は東屋にて骸を晒す。」
「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり。」

絵羽が蔵臼と夏妃を殺害。



「第4のゲーム、第一の晩。食堂にて吹き荒れる虐殺の嵐。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」

紗音が銃を乱射し、ランダムに殺害。



「第4のゲーム、第二の晩。二人の若者は試練に挑み、共に果てる。」
「幻は幻に。……黄金の真実が紡ぎ出す物語は、幻に帰る。」

紗音が朱志香・譲治を殺害。



「第4のゲーム、第四、第五、第六、第七、第八の晩。逃亡者は誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構に彩られし、物言わぬ骸。」

紗音が蔵臼・霧江・南條を殺害。
実在しない嘉音は死体が無い。
紗音は第九の晩を実行後、自殺。



「第4のゲーム、第九の晩。そして、誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構は猫箱に閉ざされることで、真実となる。」

首吊りは郷田と熊沢の狂言
紗音が真里亞・郷田・熊沢を殺害、その後 自殺。
金蔵はゲーム開始前に死亡。



「私は、だぁれ……?」
「幻は、幻に。……約束された死神は、魔女の意思を問わずに、物語に幕を下ろす。」

時限爆弾 爆発。






細かい経緯は無視で、結果のみ考えてみた。
死体の状況は流し読みで振り返っただけだし、赤と照らし合わせてないので、どっか矛盾あるかも。


EP8では もっと詳しく明かしてくれる事を期待。