『うみねこのなく頃に散 原作・Episode5 - End of the golden witch』の考察、その2。
今までの考察は こちら。
下位戦人の視点について考えてみる。
EP5より。
全ての人物は右代宮金蔵を見間違わないッ!
つまり、この島では、祖父さまのふりはもちろん、祖父さまに見間違うような一切の現象は、“絶対に通用しないのだ”。
この物語の全ての人物は、“何かを祖父さまに見間違えてしまう”ことは、絶対にないと保証されているわけだ…!
にもかかわらず、祖父さまを見たと主張するなら、それは“虚偽”になる。
観測の虚偽は誰にも認められた権利だが、……ただ一人だけ許されていない人物がいる。
それが、
“探偵”なんだ…!!
風雨になびくシートを見間違え、それを何であったと誤認して語るのも、ノックス第9条の権利だ。
……しかしッ! 祖父さまだと誤認することだけは、赤き真実において、本ゲームでは許されていないッ!!
金蔵を見たと主張する事=その人物は“探偵”ではない。
じゃあ、EP2の最後で金蔵に会った戦人は“探偵”ではないから、EP2の下位戦人視点は信用できないって事?
ノックス第7条、探偵が犯人であることを禁ズ!!
探偵は客観視点を義務付けられていマス。
下位戦人は幻想描写は見てないけど、EP4で制服ベアトに会って会話もしてるよね。
(EP2でもベアトを着替えさせたりしてるけど、第三者視点で語られてるので、これは除く)
制服ベアトはヱリカのようなイレギュラーの客人かとも思ったけど、赤でEP4の時点で全ゲームで島に17人しか存在しない事が宣言されてるから、客人が来る事は あり得ないよね。
だとすると、制服ベアトは何かの比喩とかになってくると思う。
で、それを制服ベアトだと主張する下位戦人の視点は客観的でなくなってくる…よね?
今まで『信用できるのは赤字と下位戦人の視点だけ』みたいな事が言われてきたけど、オイラ、もう、赤字しか信用できないよ_| ̄|○